Black and white disk headpiece on @vogueitalia
Thanks all , thanks again Altorrin for finding me.
Photographer: @wattphoto
Grooming: @nicolettegoldartistry
Styling: @altorrin
Model: @aslancrawley
dress : @2madisonavenue
Hat: @ayuko_millinery
#editorial#editorialphotography#VOGUE#vogueitalia#millinery#milliner#ayukohishikawa#nycmilliner#fashion
VOGUE掲載の裏話
ファッション誌に疎い私ですら当然知っていたVOGUE
始めて帽子創りを習った師匠、Annya Caliendo がVOGUEで活躍していた事もあり、
NYに来てからは漠然とVOGUEに掲載されるような帽子が創れたらいいな〜という気持ちを
頭の片隅に置いてやってきた。
ついにその目標が達成された!が、正直実感がないというか、いつも通りというか。。
夢とか目標って、案外こういうもんなんだろうな笑
でもきっと後で振り返り、思い返したら、良くやった、昔の自分!と思える気はする。
地味〜に発信していた私を見つけてくれたスタイリストのAltorrin、本当にありがとう。
8年前、Anyaのハットクラスを受けていた時にこっそり聞いた事がある。
スタイリストさんや雑誌に、自らアプローチして売り込みした方がいいの?と。
すると意外にもAnyaはこう言った。
「素晴らしい物を創って発信していれば、彼らが見つけてくれるわョ。」
(どうせ彼らめちゃくちゃメールとか来るから、見てないし。的な事も言っていたけど笑)
その言葉を信じて、私は偶然にもNYに住むことになり、ここで活動するようになってからも、一度も自分からスタイリストさんや雑誌にアプローチした事が無い。(単純に断られたら凹むし..という理由もある)
ただひたすらにより良い物を!より自分が納得できる物を!という思いで創り続けてきた。
Anyaの言葉は嘘ではなかった。ありがたい事に、どこからどう見つけてくれたかは謎だが、
スタイリストさんやフォトグラファーさんの方から声をかけてくれるようになった。
そしてこのVOGUE掲載も。
しかも人生わからないもんだ、と思うのは
この帽子、実はスタイリストさんの急な依頼で1時間程でささささーーと創ったもの・・
今までの他の作品にもあるように、めちゃくちゃ手間も時間もかけて創った大作どーーん!の帽子ではないのだ。
悲しいかな、時間や手間をかければ、日の目を見るという訳ではないのだ。
でもこのささささーっと創っていた瞬間私は気がついた事が有る。
多分これをささささーと創る為には、今まで創り続けて来た地道な経験と技術が必要なんだろうなと。
よく現代アーティストのただの線みたいなアートが、ギャラリーとかに飾られていて、
いやこんなん私でも描けるわ!とか思ったりするが
きっとその''ただの線''を生み出すために、そのアーティストは何年もかけ、色々なテイストや技法のアートを模索し試行錯誤したりしてきたんだろうと気がついた。(ホントの所はわからないけど)
とにかく感動こそ薄かったものの、私はこのVOGUE掲載までの経験から、色々な物を得た。
掲載された事よりも、それに至る経験こそに価値がある。そう思う今日この頃。キリっ
それを胸に、腐らずに、創り続けよう。
Comments